社員インタビューInterview
岩城造船の人
一隻の船が完成するまでの道のりには、たくさんの人の手が、想いが込められています。そんな岩城造船の船造りを支える若手社員にインタビュー。
工作グループ加工組立チーム
一枚の鉄板が大きな船になる
それがものづくりの醍醐味
2018年入社
小池 翔也
現在の仕事内容を教えてください。
私が所属する加工組立チームは、1枚の大きな鉄板からさまざまな部品を製作していく、船の造りはじめを担う部署です。主に日々の社内検査、監督対応、工程管理を行なっています。船には一隻ごとに建造監督がおり、監督と良好な関係を築き上げるために誠実且つ迅速な対応を心がけています。また、他部署の担当者と議論を重ねながら、工程管理を進めていくことはとてもやりがいがあります。
入社して苦労したこと、逆に嬉しかったことは？
苦労したことは、とにかく造船所の暑さです。造船所の仕事では必ず鉄と関わるため、入社一年目に焼けた鉄板の上で仕事をしたときの暑さは今でも忘れられません。学校生活では味合わないほどの夏バテになったことを覚えています。嬉しかったことは、少しずつ仕事に慣れ、先輩や職人の方々に評価していただけたことです。「信頼している」と言われた際は仕事をしていて良かったと思いました。
岩城造船に入社を決めた理由は？
私は地元が愛媛県今治市で、造船の町と呼ばれる地域で育ちました。高校も地元の工業高校に進学し、もともと大きな船を造るという仕事へ憧れを持っていましたが、実際に岩城造船の工場を見学させていただいた際に、何百人もの人々が力を合わせて一つの船を造るために汗を流す姿を目の当たりにして、感銘を受け岩城造船に入社を決めました。
これから岩城造船で実現したいこと、目標は？
まだまだ若手の立ち位置であるため、大きな仕事は先輩方が行なっています。これから、もっと造船業の知識を身につけ、もっと仕事を覚えて、先輩や職人の方々から信頼していただけるように、大きな仕事を安心して任せてもらえるように頑張りたいです。そして、将来的には後輩を引っ張っていける存在になりたいと思います。
学生の方へのメッセージMessage
私は、学生時代も社会人になってからもたくさんの失敗をしてきました。就活生の皆さんも今まで少なからず失敗をしたこともあったと思います。ですが、失敗は成功の証です。失敗がなければ成功もありません。これからもたくさん挑戦して、たくさん失敗して、その一つひとつを自分の糧にして一歩ずつ前を向いて歩いてください。
業務グループ営業チーム
工作部隊とお客様の架け橋に
頼れる造船マンを目指す
2021年入社
阿部 真大
現在の仕事内容を教えてください。
建造開始から引き渡し、就航までの船主・監督など、お客様対応と就航後のアフターサービスが主な業務です。お客様の要望を工作サイドに伝え、ニーズに合った船を造ることを目標とし日々精進しています。また、工作サイドにただ伝えるだけでなく要望や指摘があった箇所を実際に探して、どのような状態なのか、必ず自分の目で確認するよう心がけています。
入社して苦労したこと、逆に嬉しかったことは？
営業という仕事柄、幅広い知識が必要となるため覚えることに日々苦労しています。ただし、入社して3ヶ月は造船技術センターで基礎的な造船知識を学べるので、安心して入社することができました。嬉しかったことは、就航するお客様から感謝の言葉をいただいたときです。その一言で今までやってきたことが報われた気持ちと、今後も頑張ろうという気持ちが湧いてきます。
岩城造船に入社を決めた理由は？
工場見学会でドックでの建造船を初めて間近で見て、スケールの大きな仕事だなと感じました。その際、先輩社員の方々から岩城造船での仕事内容や職場の雰囲気を聞き、造船業に興味を持ち面接を受けました。また、瀬戸内ののどかな風景に魅力を感じたこと、菰隠寮の寮費や食費の安さに驚いたことも入社の決め手となりました。
これから岩城造船で実現したいこと、目標は？
お客様のニーズに合った船を建造することはもちろん、お客さまや諸先輩方と対等に会話ができることを目標として頑張っています。今はまだ知識が少なくできることも限られていますが、将来的には建造開始から就航までメインで担当できるように先輩方からご指導いただきながら、一人前の造船マンになりたいと思っています。
学生の方へのメッセージMessage
自分が興味を持った職種の説明会には積極的に参加し、どういった仕事内容なのか知ろうとすることが大事だと思います。ただ興味のない業界でも、実際働いてみると自分に合っているかもしれません。ですから、さまざまな業種について調べるなど選択肢を広げてみるといいと思います。悔いなく就職活動を終えみなさんの努力が実を結ぶよう健闘を祈っています。
業務グループ総務勤労経理チーム
ワーク・ライフ・バランスを
実現できる穏やかな社風が魅力
2019年入社
上岡 彩乃
現在の仕事内容を教えてください。
建造する船の種類で差はありますが、当社では年間6〜12隻の船を建造しています。それぞれの船は1年もの時間をかけて完成するため、お客さまへの受け渡しの際には華々しいお祝いの式典が行われます。私は、式典の予定表の作成や関連する準備物の作成・手配などを約1ヶ月かけて行なっています。また社員の食事手配、郵便物の配布、出張時の配車管理なども担当しています。
入社して苦労したこと、逆に嬉しかったことは？
式典予定表の作成時に、お客様の配席や立ち位置を考えることは今でも苦労しています。たくさんのお客様が関わることなのでなかなか式典の内容が決まらなかったり、直前でガラリと内容が変更してしまったりすることも。そんなときはかなり焦ってしまいますが、先輩方に助けてもらいながら無事に全行程が終了したときには、安堵感と達成感を感じられ嬉しく思います。
岩城造船に入社を決めた理由は？
就活中、私は業務成績を競っていくような会社よりアットホームな雰囲気の会社がいいなと思い探していました。工場見学で実際に岩城造船の造船所を訪れ、座談会で話を聞いたときに、和気あいあいとした仲の良い雰囲気の会社だと感じたんです。また、ほとんど残業もなく、有給休暇も取りやすいと聞き、プライベートの時間も確保できるかなと思い入社を決めました。
これから岩城造船で実現したいこと、目標は？
現在は仕事の幅を広げるべく、先輩から宿泊施設の手配、請求書作成、食費計算などについて業務の引き継ぎを行なっています。やはりお金に関わることなので、丁寧に何重ものチェックをして確認していきたいと気を引き締めているところです。引き継ぎも含め、自分にできることを着実に増やしていき、会社に貢献できたらと思います。
学生の方へのメッセージMessage
就活当時は、まさか自分が造船業界で働くなんて全く想像していませんでした。きっかけは何気なく座った合同説明会。初めて知った会社でしたが、今ではここで働くようになって、本当にご縁だなと実感しています。なので意識したことのない業界でも、いろんな会社の話を聞いて視野を広げていただけたらと思います。そこで、皆さんが自分に合った良い企業に出会えることを願っています。
